【猪鹿蝶!!シカトは禁物?】one, another, other, the otherの違いについて

 
 
皆さんは、"シカト"と言う
言葉を耳にすることがありますか?
 
 
シカトとは、
"特定の対象を無視する"ことです。
 
「シカトすんなよ。」
 
「シカトされたわー。」
 
とかたまに使いますよね!
 
 
そもそも"シカト"という言葉が
どこからきたか知っていますか?
 
 
なんと、
 
花札の鹿の絵
が語源とされています!
 
 
その花札の絵がこちらです。
 
 
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そっぽを向いているこの鹿の花札
10点の役割を果たします。
 
そのため、
鹿十 → しかとう → シカト
 
となったのです!
 
 
このように、普段使っている言葉は
どのような意味から来ているのか
息抜きにでも調べたらどうでしょうか?
 
 
 
 
はい、どうも。
こんにちは、そーしです^_^
 
one、other、anothe、the other
この子たちって一緒に見えてますよね。
 
 
実は異なります!
 
 

この辺りも文法問題で

出題されることがあるので、

チェックしておくことが必要かと!

 

もし今の内に理解しておくと、

文法問題でサービス問題となれば、

長文問題で出てきた際でも迷うことなく

区別して訳すことができるでしょう!

 

「otherとanother同じ意味だ」

そう思っている方は注意が必要であり、

 

イメージが違うだけで訳し方も違うもの

になってきます。

 

また、文法問題でも選択肢に似た単語の

問題が出題された際に太刀打ちできません。

 

どうすればよいかなのですが

この違いを理解するために、

◯などの図のイメージを使うと

非常に分かりやすいです!

 

そのため、◯を使ってそれぞれの単語の

イメージを掴んでいきましょう!

 
 
◇ oneは不特定の1つ
 
 

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◯◯◯◯◯….



最後が….となっているのは数が

何個あるか「分からない」ことを指しています。

この◯は全部同じ種類とします。

 

この中から「1つ」取ってみましょう。

 

どの◯でも良いのですが、

とりあえず左端の「1つ」を◉にします。

 

この時は

"不特定のうちのどれか1つ"

なのでoneを使います。



◉◯◯◯◯◯….

 

◉ ← one

 


☆ I’d like to borrow a pen if you have one.

(お持ちでしたら、ペンをお借りしたいです。)


もし1つではなくて2つ以上を

指す場合はones

複数形にすれば大丈夫です。

 

そのため

|◉◉|◯◯◯◯….

 

|◉◉ |← Ones


☆  These boots have worn out.

     I need to buy some new ones.   

(このブーツはすり切れてしまった。

新しいのを買わなければ)


代名詞oneのポイントは、すでに出た

"数えられる名詞"の繰り返しを

避けるために使います。

 

 

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つまり、oneは

a(n) + 名詞の意味になるんですね。

 

したがって

oneはa oneとはできません。

 

oneの中にa(n)がすでに入っている

と思ってください。

 

oneは先ほども言いましたが

"数えられる"名詞の代わりに使うものです。

 

したがって,

数えられない名詞には使えない

(俗に言うと不可算名詞)

ことは覚えておきましょう

 

これは入試頻出ポイントにもなっています。

 
 
☆ I like lemon tea better than green one.

teaの繰り返しを避けるために

green oneと表現しているのですが、

これは不自然です。


teaは「不可算名詞」ですから

oneで代用することができません。

 

こういった場合はteaをもう一回繰り返すか、

前に形容詞がついていたらteaを

省略してしまってもOKです。


このようになります。

 

☆ I like lemon tea better than green (tea).

 

 

◇ anotherとthe otherは"もう1つ"

 

 

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◯◯◯◯◯….

 

◎ ← one

 
先ほどoneで"1つ"選びましたが、

"もう1つ"追加したい場合は

ちゃんとそれ用の表現があります。

 

ただしこの"もう1つ"が

結構苦手な方が多いです。


"もう1つ"で使うのはanotherとthe other。

この2つは何が違いは以下の通りです。

 

 
① another
不特定な"もう1つ"

② the other
特定できる"もう1つ"


例えば先ほどの例ですが、


 |◯◯◯◯◯….|

 
◉ ←one

の |◯◯◯◯◯….| から"もう1つ"を選ぶ

ことになるのですが

この時、この記事を読んでいるみなさん

も考えてみてください。



今、同時にこの記事を読んでいる

みなさんに向かって、

 

「この |◯◯◯◯◯….| の中からどれか一つを

選んでください!」

 

と問いかけます。

 

すると結果として、

左端の○を選ぶかもしれないし、

また他の人は真ん中の◯を選ぶ

かもしれませんよね?


もしかしたら全員が全員

同じ◯を選ぶ可能性もあります。

 

このように、いつやっても

常に同じものをさせない状況、

つまり"不特定な1つ"を指す場合に

anotherを使うのです。

 

 

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 |◯◯◯◯◯….|

 

◉ ← one

| ◯◯◯◯◯…..| ← どれを選んでもanother

 
こんな感じの英文になります。

☆ I don’t like this shirt.

Could you show me another?
(このシャツは好きじゃないなぁ。

他のを見せてください)

 

 

では次のような状況はどうでしょう?

 

◯◯


◯が2つしかないケースです。
 
まず1つ選びましょう。

◉◯
 
◉← one

はい、この記事を読んでいるみなさん!

「"もう1つ"の◯を選んでください!」

となったらどうします?


○はあと1つしかないし、

こんなもの誰がやっても

100%同じものを選びますよね。


このようにいつ、どんな時でも

100%迷いなしで選べる状況を

"特定できる"といいます!

 

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これは、atheの使い分けでも
関連してきます!
 

特定の1つを選ぶときは

the otherを使います!

 

 

☆ One of two sisters is a high school

     student and the other is a college student.

 (2人の妹のうち、片方は高校生で 

もう一人は大学生です。)


じゃあ最後に◯が3つの場合は

どうでしょうか?


◯◯◯


まずは1つ選びましょう。

 

oneを使います。


◉◯◯

 

◉ ← one


それではもう1つは?

◯が2つあるから全員が

全員同じ◯は選べませんよね?

 

つまりいつでも100%同じものを

選ぶとは限りません。

 

anotherを使います。


◉ |◯◯|

 

◉ ← one

|◯◯| ← どっちを選んでもanother


この状態でさらにもう1つは?

 

こんなの一番右端◯しかないのだから、

100%の確立で特定して選べるので

the otherになります。

 
◉◎◯

◉← one

◎← another

◯← the other

 

コツをつかむと意外に簡単なんです!

 

ではこれはどうでしょうか?


◉◯◯

 

◉ ← one


この状態で"残り全部"選ぶ!

と言われたらどうでしょうか。



これも全員が全員○○を指せますよね?

つまり100%特定できます。


今度は○が"1つ''ではなくて"2つ"なので

こんな時はthe othersをつけると

良いでしょう。


◉◯◯

◉ ← one

|◯◯| ← the others


☆ One is my younger brother, 

     and the others are my colleagues. 

(1人目は私の弟、そして他の人たちは

私の同僚です。)


つまり、the othersは

"ほかの全部"

という表現になります。

 

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このotherについては注意点があります。

otherは"名詞"として使えると同時に

 

"形容詞"として後ろの名詞に

付いて使うこともできます。

 

したがって

以下のような表現ができます。


another

another book

the other

the others

others

other books

the other book

the other books

 

 

この中で唯一冠詞がついていない

otherは名詞で使えないので

覚えておくと良いでしょう。